認知症の夫を自宅介護している方からのご相談
ご相談者様は認知症の旦那様をご自宅で介護する生活を長年続けていましたが、元々心臓に疾患があり、入院しなければならない事態に陥りました。
ご相談者様と旦那様の間にお子様はなく身近に頼れるご親族もいないため、ご自分が入院することでひとりになってしまう認知症の旦那様について、担当のケアマネージャーに相談されたそうです。
そのケアマネージャーを通じて当協会へご相談くださったのですが、現在居住中のご自宅は一軒家で旦那様名義。
日々の生活は年金で賄っており、不足分は預貯金を切り崩しているとのことで、施設に入居しようにも資金をどうすれば良いのか悩まれているようでした。
当協会からのご提案
ご相談者様の現在の状況等をお伺いしたうえで、一般社団法人いきいきライフ協会®中央神戸からは成年後見人制度の利用をまずはご提案させていただきました。
お子様のいないご夫婦がともに施設入居を希望される場合、ご自宅を売却・現金化して入居費用にするのが一般的です。しかしながら認知症を患っている旦那様は法律行為にあたる契約などを行うことができないため、成年後見制度を利用して家庭裁判所に後見人を選任してもらいます。
成年後見制度とは、認知症等により判断能力が低下した方の財産管理や生活支援等を後見人が代わりに行う制度です。
この制度を利用することでご自宅の売却が可能となり、施設に入居するための資金を無事に用意することができました。
一般社団法人いきいきライフ協会®中央神戸の専門家による懇切丁寧なアドバイスと明確な契約内容の提示にご納得されたご相談者様は、担当のケアマネージャーにご相談されたうえでご契約の運びとなりました。
現在はご自宅から近い場所にある施設へご夫婦ともに入居され、「充実した介護サービスが受けられるから安心」との声もいただきました。